1分の自己PRは何文字?話す速さの目安と原稿の作り方
面接や動画ESでは、「1分で自己PRをしてください」「30秒で自己紹介を」のように、時間を区切って話すことを求められる場面がよくあります。原稿を準備するとき、何文字くらいにすればちょうどよいのでしょうか。この記事では、話す速さの目安と、時間内に収まる原稿の作り方を解説します。
目安は「1分あたり約300字」
人前で落ち着いて話す速さは、1分あたり約300字がひとつの目安とされています。ニュースのアナウンサーの読み上げもおおむねこれに近い速さです。緊張すると早口になりやすいため、少しゆっくりめを意識するくらいでちょうどよくなります。
この目安から、時間ごとの原稿の字数は次のようになります(空白・改行を除いた字数)。
| 時間 | 字数の目安 | よくある場面 |
|---|---|---|
| 30秒 | 約150字 | 面接冒頭の自己紹介、短い動画ES |
| 1分 | 約300字 | 自己PR、学生時代に力を入れたこと |
| 2分 | 約600字 | グループ面接での発表、少し長めの動画ES |
| 3分 | 約900字 | プレゼン形式の選考 |
話す速さには個人差があるので、表の字数はあくまで出発点です。実際に声に出して時間を計り、自分の速さに合わせて調整しましょう。
時間ぴったりではなく「少し短め」に
「1分で」と言われたら、原稿は50〜55秒で話し終わる長さにしておくと安心です。本番では緊張で言葉に詰まったり、間が長くなったりして、練習より時間がかかることがよくあります。時間を大きく超えると、要点をまとめる力が弱いという印象を与えかねません。
動画ESで「1分以内」と指定されている場合は、指定時間を1秒でも超えるとアップロードできないこともあります。余裕を持たせておきましょう。
1分の自己PRの組み立て方
短い時間で伝えるには、構成を決めてから書くのが近道です。300字の場合の配分例を紹介します。
- 結論(約30字):「私の強みは、〇〇です。」と最初に言い切る
- エピソード(約180字):強みを発揮した具体的な経験。どんな課題に、どう行動し、どんな結果になったか
- 学び・活かし方(約60字):経験から得たことと、入社後にどう活かすか
- 締め(約30字):「この強みを活かして、貴社で〇〇に貢献したいと考えています。」
エピソードには、数字(人数・期間・成果など)を入れると、短くても具体的に伝わります。
文章のESをそのまま読むのはNG?
書き言葉の文章をそのまま読み上げると、一文が長く、聞いている側には伝わりにくくなります。話す原稿は、次の点を意識して書き直しましょう。
- 一文を短くする(目安は40字程度まで)
- 「〜であり、〜のため、〜」のような長いつなぎを避け、文を分ける
- 耳で聞いて分かりにくい漢語(例:「傾聴」)は、言い換えも検討する
- 大事な言葉の前に、少し間を置けるよう読点を入れておく
原稿の字数と時間をチェックするには
文字数カウントに原稿を貼り付けると、空白・改行を除いた字数と、読み上げ時間の目安(話す速さは変更できます)を確認できます。そのまま「この原稿でプロンプター撮影」を押せば、プロンプター撮影で原稿を流しながら練習・録画もできます。
時間の指定は企業や選考によって異なります。案内に書かれた時間を守ることを最優先にしてください。