動画ESが容量オーバーで提出できないときの対処法

動画ESや自己PR動画を提出しようとしたら、「ファイルサイズが大きすぎます」と表示されてアップロードできなかった——。スマートフォンで撮影した動画は高画質なぶん容量が大きく、提出先の制限を超えてしまうことがよくあります。この記事では、容量が大きくなる理由と、画質をなるべく保ったまま小さくする方法を解説します。

動画の容量はなぜ大きくなる?

動画のファイルサイズは、おおまかに次の式で決まります。

ファイルサイズ ≒ ビットレート(1秒あたりのデータ量)× 動画の長さ

ビットレートは、解像度(1080p・4K など)やフレームレート(30fps・60fps)が高いほど大きくなります。最近のスマートフォンは標準で高画質に設定されていることが多く、短い動画でも数十MB〜数百MBになることがあります。

つまり、容量を小さくするには「ビットレートを下げる」か「動画を短くする」のどちらかが必要です。動画ESでは長さが指定されていることが多いため、基本的にはビットレートを下げる(=圧縮する)ことになります。

目標サイズ別・使えるビットレートの目安

提出先の容量制限と動画の長さから、使えるビットレートを計算できます(1MB=1,000,000バイトとして計算)。

容量制限1分の動画3分の動画5分の動画
100MB以内約13.3Mbps約4.4Mbps約2.7Mbps
50MB以内約6.7Mbps約2.2Mbps約1.3Mbps
10MB以内約1.3Mbps約0.44Mbps約0.27Mbps

人物が話しているだけの動画であれば、720p(1280×720)なら1.5〜2.5Mbps程度でも十分きれいに見えることが多いです。一方、ビットレートが1Mbpsを下回る場合は、解像度を480p以下に下げたほうが、ブロック状のノイズが目立ちにくくなります。

対処法1:圧縮ツールで小さくする

すでに撮影した動画は、圧縮ツールで小さくするのがいちばん手軽です。当サイトの動画圧縮ツールでは、「100MB以内」「50MB以内」「10MB以内」といった目標サイズを選ぶだけで、動画の長さから自動でビットレートと解像度を計算して圧縮します。

  • 処理はすべてブラウザ内で行われ、動画がサーバーにアップロードされることはありません。
  • iPhone で撮影した MOV 形式の動画も、互換性の高い MP4 形式に変換されます。
  • 容量の指定がない場合は「720p」プリセットがおすすめです。

対処法2:撮影の設定を見直す

これから撮影するなら、撮影時の設定を見直すと、最初から扱いやすいサイズで撮れます。

  • 解像度は1080p(フルHD)または720pにする:4Kは動画ESには過剰です。
  • フレームレートは30fpsにする:60fpsは動きの速い映像向けで、話している動画では30fpsで十分です。
  • パソコンで撮影する:ブラウザで録画できるプロンプター撮影を使えば、原稿を見ながら720pで録画し、そのまま圧縮ツールに渡せます。

対処法3:動画の長さを確認する

指定された時間より長い場合は、まず内容を見直しましょう。「1分以内」の指定に対して1分を超える動画は、容量以前に条件を満たしていない可能性があります。原稿の長さは、1分あたり約300字を目安にすると調整しやすくなります(文字数カウントで読み上げ時間を確認できます)。

提出前のチェックリスト

  • 提出先が指定するファイル形式(MP4・MOV など)になっているか
  • 容量・長さの制限を満たしているか(少し余裕を持たせると安心です)
  • 最初から最後まで再生して、映像と音声がずれたり途切れたりしていないか
  • 声が聞き取りやすい音量で録音されているか
  • ファイル名の指定(氏名・大学名など)があれば、それに従っているか

提出先によって、ファイル形式・容量・長さの条件は異なります。必ず募集要項や提出ページの案内を確認し、その指定を最優先してください。