自己PR動画の撮り方|スマホ・パソコンで好印象に撮るコツ

動画ESや自己PR動画は、文章のESと違って、話し方や表情、雰囲気まで伝わります。とはいえ、プロのような機材は必要ありません。スマートフォンやノートパソコンでも、いくつかのポイントを押さえれば、見やすく聞き取りやすい動画を撮れます。この記事では、撮影前の準備から撮影のコツ、提出前の確認までを順番に解説します。

撮影前に確認すること

まず、提出先の募集要項で次の条件を確認しましょう。撮り直しを防ぐいちばんの近道です。

  • 動画の長さ:「1分以内」「30秒〜1分」など
  • ファイル形式と容量:「MP4形式」「100MB以内」など
  • 撮影の条件:「編集・加工なし」「顔が映るように」「ワンカットで」などの指定がないか
  • テーマ:自己PR、学生時代に力を入れたこと、志望動機など、話す内容の指定

好印象に撮るための5つのポイント

1. カメラは目の高さに固定する

カメラが目より低いと見下ろすような印象になり、高すぎると上目づかいになります。スマートフォンは三脚やスタンド、積んだ本などで固定し、レンズが目の高さに来るようにしましょう。手持ちで撮ると画面が揺れて見づらくなります。

画面の中では、胸から上(バストアップ)が映り、頭の上に少し余白があるくらいがバランスのよい構図です。

2. 顔を明るく撮る

顔が暗いと表情が伝わりにくく、元気のない印象になります。窓に向かって座り、自然光が顔の正面から当たるようにするのが手軽でおすすめです。窓を背にすると逆光になり、顔が暗く映るので避けましょう。夜に撮る場合は、デスクライトを顔の正面やや上から当てると明るくなります。

3. 背景はシンプルに

無地の壁やカーテンの前など、余計なものが映らない場所を選びます。生活感のある部屋が映り込むと、話の内容より背景に目がいってしまいます。

4. 音声は「静かな場所」と「近さ」が大事

映像が多少粗くても内容は伝わりますが、声が聞き取れないと内容そのものが伝わりません。エアコンや換気扇、外の車の音など、雑音の少ない場所で撮りましょう。カメラ(マイク)との距離が遠すぎると声が小さく、部屋の反響も入りやすくなります。可能であれば、有線イヤホンのマイクを使うのも効果的です。

5. 目線はカメラのレンズへ

画面に映った自分の顔を見て話すと、相手からは目線が下にずれて見えます。話すときは、カメラのレンズを相手の目だと思って見るようにしましょう。

原稿はどう使う?

原稿を手元に置いて読むと、目線が下がり、棒読みにもなりがちです。とはいえ、すべて暗記するのは大変です。おすすめは次の2つの方法です。

  • 要点だけを覚えて自分の言葉で話す:結論・エピソード・学びなど、話の骨組みだけを覚えておくと、自然な話し方になります。
  • カメラのすぐ近くに原稿を表示する:パソコンで撮るなら、プロンプター撮影を使うと、画面上部(カメラのすぐ下)に原稿を流しながら録画できます。目線の動きが小さくなり、カメラを見て話しているように映ります。

原稿の長さは、1分あたり約300字が目安です。詳しくは1分の自己PRは何文字?で解説しています。

スマートフォンとパソコン、どちらで撮る?

スマートフォンパソコン
画質高画質で撮れる(そのぶん容量が大きくなりやすい)内蔵カメラは画質がやや控えめなことが多い
原稿の見やすさ画面が小さく、原稿を表示しにくい大きな画面で原稿を表示しながら撮れる
固定のしやすさ三脚やスタンドが必要机に置くだけで固定できる
提出までの手間パソコンに移して提出する場合は転送が必要撮影から圧縮・提出まで同じ端末で完結できる

画質を重視するならスマートフォン、原稿を見ながら落ち着いて撮りたいならパソコンが向いています。スマートフォンで撮る場合は、解像度を1080p、フレームレートを30fps程度にしておくと、容量が大きくなりすぎずに済みます。

提出前のチェックリスト

  • 指定の長さ・形式・容量を満たしているか(容量オーバーなら動画圧縮で小さくできます)
  • 最初から最後まで再生して、声がはっきり聞き取れるか
  • 録画開始・停止の操作をしている部分が長く映っていないか
  • 顔が暗すぎたり、画面が傾いたりしていないか
  • 話し始める前と終わりに、1秒ほど落ち着いた表情を入れているか

撮影や編集についての条件は企業によって異なります。「編集不可」などの指定がある場合は、それに従ってください。